WANT TO と HAVE TO の間にはさまれて

WANT TO と HAVE TO の間にいます

ベトナム勤務5年目

【カブ主】14年ぶりにバイクを購入

急に寒くなり始めたベトナム北部、気温18度と、大きな変化です。

従業員の中には、ダウンジャケットを着てくる人も。

ダウンジャケットを着ていても、裸足でサンダルなのが、

やはりベトナムというか、不思議な光景です。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

タイトルの通り、【カブ主】 になりました。

 

※ホンダ スーパーカブシリーズを所有している方を示す意味だそう。

 

前回のブログでバイクを検討している話をしましたが、

 

sagamisaganaka.hatenablog.jp

 

このブログ以降も、寝る前には、50ccのスーパーカブを探すこと、数日。

とはいっても、そもそもの玉数が少なく、全然出てきません。。。

 

 

閲覧した物件の一部です。

 

値段は大体、11,000,000VND  (約60,000円程)

一番上のやつが、見た目がよさそうで、是非とも欲しかったのですが、

日本にもある、Webikeという中古車サイト内の使い方が全く判らず、

この物件は諦めました。

 

他のは、ハノイ市内とはいえ、中心部から遠い田舎だったり、

見た目が微妙そうなのもあったり、のんびり探そうと考えていた中

 

 

色が気に入らず、放っておいた物件が1台ありました。

場所はハノイ市内中心部。会社帰りに寄って見に行くことも可能。

 

 

色がダサい・・・

見た目も、一番上のブルーの車体のような、可愛らしさは全く無い。

昔のスクーターみたい。

 

 

日本語のシールが貼られていることに気が付きました。

 

中山サイクル  古城町 (宮崎県延岡市) 

 

登録が、1997年ということで、どうやら1997年頃に日本から来た中古車のようです。

 

 

何故か、

 

日本からはるばるやってきて、この地で25年を過ごしている

この車体に惹かれました。

 

 

 

このバイクは1982年式。御年40歳。

色々調べてみますと、1982年4月に登場した

今では希少なスーパーデラックスというモデルのようです。

 

www.mr-bike.jp

 

どうやら、50ccシリーズの中では、5.5馬力で過去一番の最高出力だったそうな。

そして、エコノミードライブという4速ギアに、初登場の角目ライトのデザイン。

初期型は90kmまでメーターが刻まれていたらしい。

 

この仕様は1年強しか販売されていなかったようで、希少なんだそう。

そのプレミア感にも惹かれてきました。

 

  

角目ライトは画像を見てわかりますが、それ以外の情報は全く不明。

複数台の寄せ集めの可能性もありますしね。

 

 

 

いつも同じ車で通勤しているスタッフに頼んで、

まだ残っているかどうか、確認してもらいました。

 

 

まだ残っていて、前オーナーは、なんと女子高生。

大学進学と同時に、免許を取得し、別のバイクに乗り換えるそう。

 

若い女性というより、おじさんが乗ってしっくりくるような見た目ですが。。。

 

------------------

 

そして2日後、会社を早めに出て、現車を確認しました。

 

 

 



 

おぉ、調べたとおりの90kmメーター、

4速に入ると点灯する、ED(エコノミードライブ) インジケーター

これはまさに、82年型のオリジナル状態です。

 

距離は、65,000kmと結構走っています。

 

日本なら、売り物にならず、部品取りやレストアベースなんて形で

格安で販売されていそうです。

 

お値段は、11,000,000 VND (≒65,000円)

 

前回紹介したコピーバイクの新車は、約88,500円 

 

 

 

コピーバイクが安すぎるのか

このコンディションでも立派な値段の、スーパーカブがすごいのか・・・

 

 

見た目は年式相応といった感じですが、エンジンは調子が良さそう。

灯火類の問題も無し。

 

 

さっそく試乗してみましょう。

 

 

バイクを運転するのは、2年ぶり。

そして、スーパーカブは18年ぶりだから大学生の時以来。

 

大丈夫か。

 

 

そこは、古くてもスーパーカブ

懐の太さに助けられ、すんなり運転出来ました。

 

バイク販売店のおじさんが後ろに乗って、

改めて運転の仕方を教えてもらいます。

 

アチェンジのタイミングも教えてもらいました。

 

Số một   ソー モット 1速

Số hai  ソー ハイ   2速   

Số ba    ソー バー   3速 

Số bốn ソー ボン    4速 

 

 

ますます欲しくなりました。

 

 

 

こんな古いバイクを買って、すぐに壊れたらどうしよう、

ましてや海外、言葉もうまくいかない環境だし修理の依頼なんて出来るのか?

もし事故を起こしたりしたら・・・

 

なんてことも一瞬考えましたが、

 

 

これも何かの縁、この1982年式スーパーカブと苦楽を共にしてみたい

ベトナム生活のスパイスに

そして、仕事も頑張っているし、誕生日だし

 

とか、都合の良い解釈の元、購入することを決めました。

 

 

500,000VND (≒3,000円) 値引きしてもらい、約62,000円にて契約が成立。

 

 

面白いのは、その場で持ち帰ることが出来ること。

車体番号等が記載された登録カード (1997年当時のもの) をそのまま渡され、

名義変更無くても、このカードを持っておけば所有者とのこと。

 

もちろん、名義変更、ナンバープレートの変更も出来るようですが、

ハードルも高そうなので、そのまま乗ることに決めました。

 

 

この日は、気温が20℃と急に低くなり、雨も降っていたので、

会社スタッフに預かってもらい、翌朝、スタッフがワタクシの出勤の時間に合わせて、乗って届けてくれました。

 

彼曰く、エンジンも調子よく、問題は無いとのこと。

 

ということで、安心したのでした。

 

 

納車は、なんとワタクシの誕生日。

 

これまでの、バイクや車、自転車でも納車が誕生日というのは、

一度もありませんでした。なんという偶然。

 

 

長くなってきたので、乗った感想と合わせて、

次のブログへ続けます。