下書きとして埋もれていた、昨年12月の香港旅行、
2日目、念願の団地巡りです。
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翌朝は少しゆっくり起きすぎてしまったので、ブランチを食べてから、
1日団地巡りをすることにしました。
幸いにもお取引先様の社長が夕食にも招待してくださったので、
夕方までいろいろなところを見に行きます。





しかし人口密度の高い街です。
飲食店はそれなりにあるのですが、どこもかしこも混んでいました。
最初に入った麺類のファストフード店では、QRコードで注文する形式でしたが、なぜかインターネット接続がうまくいきません。
それが嫌になり、諦めました。
さらに歩き回り、パン屋さんもいっぱいあるのですが、食べ歩きをするのも何かなと思い遠慮していました。
そんな中でようやく一店舗見つけましたが、広東語のメニューが全く分かりません。だけどここはちょっと冒険してみようと、適当に一番安いものを指差しました。
「A餐」って書いてありました。


そこで出てきたものは、、、
薄いコンソメスープにマカロニが入り、目玉焼きとハムが入ったものでした。
中華風のものを連想していただけに、全然違う内容に拍子抜けしました。
そして味が非常に薄く、あまり美味しくなかったです。
だけど、お腹が空いているので食べるしかありません。
結局お腹が満たされず、パン屋でパンを買い足し、食べ歩きです。
そして最初に向かったのが、Instagramでも有名なスポット「モンスターマンション」です。
全然下調べをしていなかったので、入り口が2箇所あることに気づきませんでした。
インスタ映えスポットという割には全然人がいません。
だけど、写真を撮って怒られたら嫌なのでこそっと撮影してさっさと立ち去ろうとしました。

すると、もう一つの入り口の階段を登った先に、たくさんの外国人がいました。
要はここだったのかと。入り口を間違えていたようです。
有名スポットだけに、たくさんの外国人が写真を撮っていました。
「撮影禁止」の看板があるけれどいいのかな、そんなことを考えました。




後で調べてみると、この場所は一度撮影禁止になったようです。
映画『トランスフォーマー』に登場したことや、多くのインフルエンサーが訪問したことで、一時期は撮影待ちになるほど人が訪れていたようです。
ここは一般の住宅であり観光地ではありませんから、制限がかかるのも当然です。
しかしながら、2年ほど前に解禁されたようです。なんともラッキーでした。
有名な場所ではありますが、私の心を強く動かすものではありませんでした。
建物が比較的低いためか、私が求めている「高層団地」という感じではなかったからだと思います。
ただ、薄暗い通路の雰囲気は気に入りました。

モンスターマンションを背にして見えた、こちらの高層アパートの方が好みです。
この後は、ロケットニュースでも取り上げられていた団地を目指すことにします。

最寄り駅から地下鉄に乗って移動です。
お取引先の社長から借りた交通ICカード「オクトパス(八達通)」があったおかげで、本当に楽に地下鉄に乗れました。


駅前のバス乗り場。不思議なミニバスが止まっています。




やってきたこの場所には、フォトジェニックな建物がいくつかあります。
山にそびえるように、レトロモダンなデザインの建物がたくさん並んでいて、どんどん坂を登っていきます。
面白いところです。

目指すは奥に見える団地。


中央に見える高層団地が気になる。

ロケットニュースでも紹介されていた通り、まず道路側にあるエレベーターで9階まで上がり、団地のピロティに到着します。
丘の上に建てられているため、ピロティだけでも9F分の高さに位置しております。

失礼ながら、気分はファイナルファンタジーⅦ♬


ピロティには洗濯物がぶら下がっていて、これが香港らしさなのかなと思いました。すごいです。



そして奥に進むと、要塞のような27階建ての古いマンションが立っています。

ラスボス感というか、団地の中を進むと出てくる、最後の砦といった感じのこの佇まい、本当に【エモい】。
この要塞に入ってみようと思い入り口を探したところ、偶然にも住人の方が出てきたので、中に入ることができました。
香港のマンションの入り口はどこも解錠キーが必要なため、簡単には入れません。
「お邪魔します」という気持ちで中に入りました。
古いエレベーター、薄暗い感じ、少し怖いですが、何かそそられる、ワクワクする空間でした。


最上階の27階にやってきました。
残念ながら、おしゃれなエレベーターホールというわけではなく、写真をうまく撮るには向きませんでしたが、ここでもレトロな質感を感じました。
住人の方もいるのであまり写真は撮れませんでしたが、ディープな薄暗い感じが良かったです。




エレベーターホールから外が見えます。

丸いフェンスのせいで、良く見えず、せっかくの景色が、こんな感じに。
時間がないのでここを出て、次のマンションへ向かいます。どこへ行こうか悩んでいたところ、目の前にすごい狭くて急な階段がずっと続いていたので、ここを登ってみることにしました。


見上げると黄色と青色の可愛らしい古い高層マンションが出迎えてくれます。目的地をこちらに決定しました。「〇〇エステート」といった名称がついていて、本当に【エモい】。




先程、潜入?した高層アパートが見えます。

ここでは、なんとバスケットボールコートのすぐ横に洗濯物が干されていました。
こんなのいいのだろうかと思いつつ、これも香港らしさと言えるのかもしれません。






学校の色もマンションと同じブルーに塗装されていました。




どうもこのマンションは再塗装されたようで、Googleマップの古い写真と比較すると色が違って見えましたが、古い建物であることに間違いはありません。







ピロティの机には、中国将棋の板が埋め込まれています。

一部のマンションを見ながらひたすら歩き、また街の方へ戻ってきました。

時刻はもう13時半。お腹も空いてきたので、何か食べることにします。
土曜日でかなりの人がいて、どこもかしこも混んでいます。
目の前にあったお粥のお店に入ることにしました。
お味の方はまあまあでしたが、ベトナムのあっさりしたお粥に慣れてしまった自分にとっては、少しくどい感じがしました。




しかしながら、香港の人はよく食べます。
自分が頼んだお粥以外にも、複数の料理を一緒に頼んでいる人が多いのです。
私からしたら考えられません。このお粥ひとつですら、結構な量がありました。
お腹いっぱいになった後、急遽決めた次の目的地へと向かいます。
それは12月に発生したマンションの火災現場です。
この火災現場をこの目で見てみたいと思ったからです。
地下鉄を2つほど乗り換えた後、中国の深圳(シンセン)方面へと向かう列車に乗ります。所要時間は約45分ほどでした。
郊外といった感じです。


この駅自体がそこそこ大きく、郊外のベッドタウンといった感じです。


マンションは駅から徒歩10分もかからないところでした。
電車からも燃えたマンションが見えておりました。




近づくと、何人かの方がいろいろな角度から写真を撮っていました。
恐ろしい燃え方をしていて、本当にひどい火災だったんだなと改めて痛感しました。
建物の周りは完全に封鎖されており、警察官も多く途中までしか行くことができませんでしたが、いろんな場所から写真を撮りました。
160名もの死者を出した、団地火災。
犠牲者のご冥福をお祈りいたします。
ちなみにこの周りには、他にも古びた高層団地が立っていました。
なかなか見応えがあるのでこちらも観察しました。




日本のタクシーと同じ車種が走っているのは、改めて不思議な感じです。




個人的に気に入ったのが、こちら。



薄暗い中廊下に囲まれたデザインがシュールでいい。
中庭があって、4面で囲まれております。
日本では「ツインコリドール型」などと呼びますが、これはなんと呼べばいいのでしょうか。
「クアッド・コリドール」とでも呼びたくなるような、4つの廊下に囲まれた形でした。これは、【エモい】。
こんなのもMinecraftで再現してみたいです。
上に上がってみたかったのですが、出入りする人もいなくて残念ながら入ることはできませんでした。一通り写真を撮って戻りました。

火災現場の月極駐車場、日本円にして約75,000円。
マイカーを所有するだけで、たくさんのコストが掛かるだけに、公共交通機関が充実しているのだと納得。



マンション火災の話に戻りますが、原因はすでに報道でも出ていた通り、マンションの外壁補修で使われていた「竹の足場」が燃えたことだったようです。

しかしながら、本当に竹の足場があちこちにありました。
確かに竹は軽くて強い感じがしますが、これらは特に難燃加工などはされていないのですね。
金属の足場というのはほとんど見かけませんでした。
軽いだけに、万が一倒れたときのダメージは小さいのかと思いますが、
考えさせられました。
夕方、中心地まで戻り、お取引先様の社長と待ち合わせしている場所へと向かいます。社長の住んでいる家のエリアは海沿いのとても綺麗な場所でした。


こでワインとおつまみを軽くいただきながら、30年前に起業したときの話や香港でのエピソードなど、楽しい時間を過ごしました。

「もし将来ベトナムでビジネスをすることになったら、どんなことをするだろうか」といろいろ考えさせられました。
夜の19時半にはお開きとなりました。
まだ時間があるのでどこかへ行こうと考え、せっかくなら『マネーロンダリング』にも出てきた「ビクトリア・ピーク」へ行ってみることにしました。
次に続けます。