今日は自転車の話100%。
せっかくのテト休暇、自転車で旅に出たかったのですが、
COVID19の感染者が増え続け、近所でも感染者発生、警戒地域になっており、家で大人しくするのがよさそうです。。。
仕事が忙しい時こそ、趣味はモチベーションキープにつながります。
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今年14年目に突入するマイMTB。
今から9年前に東京の鳴木屋輪店でシングルスピードへと改造してもらいました。
シングルスピードとは、文字通り変速機無しのことです。
つまり、量販店で売っているような変速機無しのシティサイクルと同じです。
当時は、シングルスピードが流行っていて、シンプルな見た目と
開催されていたシングルスピード専門レースに出場したいからということで、
9×3の27段変速から、ギア無しへと改造しました。
スピードは出ませんが、変速機が無くなることで軽くなり、シンプルな見た目、ダイレクト感のあるペダリングは大変気持ちの良いものでした。
レースにもツーリングにも使い、楽しんできました。
ギア比は完全にオフロード用のギア比です。
オフロードの急な坂もある程度登れるペダルの軽さで、同時に
街乗りでは普通のシティサイクルにも負けてしまう、遅さ。
週末に趣味として乗るだけだったので、これまでは気になりませんでした。
昨年、愛車をベトナムへ持ち込み、あまりの交通事情の悪さに
自転車は結構危ない。安全第一で行こう。
そしてシングルスピードなら、嫌でもゆっくりだし安全運転につながる。
ということで、乗ってきました。
が、しかし
こちらでは、
日常の買い物、習い事、ゴルフ練習の足、ちょっとしたツーリングまでフル活用です。
昨年は走行距離も過去一番でした。
行動範囲が広がるにつれて、この遅さが気になってきました。
遅いバイク、(例えば15km位でスマホ触りながらみたいな)
客を探しているバイクタクシー
こういうバイクたちを抜かすことがよくあるのですが、
抜かすために一瞬は25km位出ても、
そこからはギアが軽すぎて、スピードの維持が出来ません。
流れの良い道で、スピードがもう少し出たら、快適なのに。と思うこと多数。
そして、9年が経過し、チェーンが外れることが増えてきました。
近くのお店でも見てもらいましたが、どうも寿命のようです。
(尚、このお店では、「この自転車、売ってくれないか?」と言われました)
最初はチェーンを交換、引き続きシングルスピードで乗ろうと思いましたが、
スピードが出ないことに悩んでいるのであれば、
思い切って、変速機を取り付けてもらおう。
ということに決めました。
ベトナムはバイク文化ゆえに、MTB等のスポーツバイク専門店が無いイメージ
でしたが、色々調べてみますと、ワタクシの自転車のブランドである
ベトナム語は分からないので、Facebookから英語で連絡を取ってみると…
「OK!すぐ改造出来る。この部品はどうだ?2日間あれば終わる」
すぐに連絡が入り、しかも
思ったよりも安く、すぐに取り付けてもらえることがわかり、早速持ち込みました。
ワタクシと自転車。
(荷台にあるのは、取り外した部品です。)
取り付けてもらったのは、SRAMというメーカーのSXというグレードの12段変速ギア及び関連部品。
以前は前が3段で、後ろ9段の27段変速等だったのに、
今は前がシングル、後ろが12段変速が主流だそうです。
すっかり浦島太郎でした。
このSRAM SXは10万円を超えたくらいの、MTBに付いていることが多いそうですね。
スペックはよくわかりませんが、12段変速のシリーズの中で一番安いモデルだそう。
古い部品を取り外すのに、相当苦労したであろう、塗装が剥がれるくらいのダメージ…
安い工賃を考えたら、文句は言えません。これも勲章としましょう。
さて、シングルスピードから12段変速へと進化した乗り味は?
今まで、立ち漕ぎして走っていたのが、
ガチャン、ガチャンとギアを変えながら進む感じ。別の乗り物です。
漕げば漕ぐだけスピードが出ます。
遅いバイクは簡単に抜かせますし、
むしろ、スピードの出し過ぎによる、
危険すら感じるようになりました。
12段もありますが、平坦で、スピードは程々にしなければ危険である以上、真ん中のギアでまったりと走っています。
ギアを取り付けたことで、車体は重くなりましたが、まぁ快適です。
取り付けてもらってから50km以上走っていますが、
ランニングアプリでの計測で、同じコースで比較すると平均車速は
シングルスピードの頃の17kmから19~21kmへ、確実に速くなっています。
後、今までは速い自転車がいても、
「シングルスピードだから、張り合っても仕方がない」と割り切れましたが、
今度はついつい、負けたくないという気持ちが出てしまいます。
脚力を鍛えねば。
そしていつかはオフロードも走りたいですね。
長々と書きましたが、次の10年もこの自転車との生活が続けられそうです。
せっかく、リアキャリアのオプションパーツである側面のラックを取り付けて、
旅に出られるように改造したのに、COVID19のため、しばらくお預けです。