久しぶりの投稿です。
空いてしまうと、ネタを考え、下書きだけでも、一苦労。
一気にやろうとしないで、少しずつ少しずつ、作業しなければなりませんね。
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4月、価格改定の案内が多い時期ですね。
物の値段が上がるニュースだらけの昨今。
ウクライナ侵攻の影響で、
一時、ベトナムはガソリンの値段が1週間で20%上がったりもしました。
そんなニュースを見ていると、気が滅入ってばかり。
なぜ物の値段が上がる・上がり続けるのだろうか?
石油の供給が減ることで、ガソリン代が上がったり、電気代が上がったり、
はたまた穀物の値段が上がるのは、需要と供給のバランスが変わることだと
いうのは分かります。
個人的に一番思うのは自動車の値段。
新しくなるにつれて、値段が下がった車種は無い気がします。
以下は、30年間での価格上昇です。
トヨタカローラのワゴンタイプで、一番安いグレードのオートマチック車で、
1991年式/2006年式/2021年式、それぞれの販売価格で比較しました。
(画像・情報はGoo-netより)
1991年式から2006年式の差は、それほど大きくはありませんが、
2006年式と2021年式では、大きな差が出ています。
排気量や車体サイズが大きくなっているのもありますが、
同じカローラというブランドかつワゴンタイプという括りで見ても、
恐ろしく値段が上がっております。
カローラのワゴンを買いたかったら、
車両代だけで、220万円以上出さないといけないということ。
昔は160万円で、さらに昔は130万円+諸経費で買えていたのに。
それだけ、価値が上がっているということ??
色々調べていくと、
現代の車は、安全性や環境性能が大幅に上がっているということ。
+安全性の大幅向上
(ボディサイズの拡大、衝突安全対策、横滑り防止、たくさん装着されたエアバッグ)
+電子制御の装備が増えた
(アクセルは、ただのスイッチであり、コンピューターが介在して、エンジンをコントロール、追従式の自動走行装置)
+厳しくなり続ける環境規制に合わせた、燃費向上や排出ガスの減少等
(ハイブリッド化、エンジンやトランスミッションの改良)
主にはこんなところです。
そこに、日本の所得はほとんど上がっていないことと相まって、
尚更手が届きにくくなっています。
一方、個人的に思うのは、
グローバル化で、
世界各国で販売されている車種も増えています。
各国の法規はあるでしょうけど、部品の共通化は出来るはず。
部品も人件費の低い国で作ることで、コスト上昇を抑えられるのでは?
とも考えますが、
自動車部品は手作業でなく、機械で作るものも多い、それなりの固定費も掛かり、
人件費の低い国は、低い国で、人件費は毎年上がっていく一方。
更に、大幅に増えた電子制御に関連する部品も希少金属が使われていたりして、
価格の変動も大きい。
後は、長く続くカローラというブランド、
価格を過去モデル並みに、30~40万下げてしまうと、
別物、安っぽくなったといった評価が出て、売れなくなる可能性がある。
こんなところから、安くなる要素は無い。
装備が充実・進化しており、価値も上がっている。
それに納得しつつも、
昔なら程々の値段で、そこそこの車が手に入ったのに、今はそうもいかない。
【昔が裕福だった?】お陰で、車が安く買えた。
貧しくなってしまったんだろうか。。。そんなように思うのです。