10月も終わろうとしています。
ベトナムにやって来て、もう少しで丸1年。
先月末位から仕事がとても忙しくて、はてなブログにアクセスすら出来ていないことに気が付きました。
更新無しの月は避けたいということで、重い手先(?)を持ち上げ
リハビリテーションのごとく、入力を行います。
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さて、仕事の話ですが
今月初めに親会社より、来年以降の収益計画の作成が命じられました。
2021年、2022年、2023年の3年分。
複数パターンの想定受注台数から、収益計画資料を作成します。
2021年は4パターン、
2022年は2パターン、
2023年は4パターン、
台数や条件が異なるため、作成する資料は膨大です。
生産に必要な材料代、輸入に伴う経費、為替の差損、材料ロス、
輸出に伴う経費、売上明細、等をまとめます。
これらを月別で出さなければならず
台数や条件によって、労務費、光熱費等が大きく変動します。
昨年までは、出向元で営業だったので、
簡単な収益資料を作成していた経験はありましたが、
これは難易度が違いすぎました。
膨大な情報を、エクセルファイルへ入力し
各年の内容に合わせて、12ヶ月×10パターン=120ヶ月分の資料となりました。
1年分の資料作成を終えると、コピーアンドペーストで次の資料作成に移りますが、
計算式のズレ等があると大変なので、都度チェックです。
効率よくエクセルで資料作成する方法は無いか、考えるのですが、
先ず、どうしたいのか?が判らず、時間が勿体ないので、
知っている知識だけを用いて、作成に進みます。
細かい作業に加えて、経験も無い。
そして、親会社の経営側での確認期限が決まっているため、
休みの日も含めて、作業にあたりました。
この間は、イライラしたり、ストレスが貯まり、発狂したくなること、多数。
挙げ句「なんで、自分だけ、こんな仕事をしなければ?」
みたいな自己中心的な発想にもなってしまいました。
これは、本当に心身共に悪影響を与えているのだろうな~なんて思っていました。
そこで思ったのは、
(当然だけど)
怒っても何もならないということ。
イライラしても、最後は自分がやらなければならないし、
胃が痛くなるだけ、ますますネガティブな状態に陥っていくだけ。
そんな時はとにかく息抜きです。
コーヒーや紅茶を飲み、音楽を聴いたり。
そんな時、(なぜか) 頭によぎったのは
「怒らないで生きていく方法があるのか」です。
仕事で部下に対して、子育てにおいて、思わぬもめ事に巻き込まれた際、
ワタクシ、怒るのは苦手ですが、
威厳やプライドのため、「怒った態度」を用いて、自分を保ってきました。
思えば、「怒った態度」を用いた後は、後味が悪く、
いたたまれない気分になってばかりでした。
怒った態度を用いた相手へのアフターフォローが特に苦手。
自分に合わないことをしてきた結果、妻からは当然よく思われず。
会社の後輩からもよく思われないことがありました。
古いビジネス書(忘れた) なんかで、
+チームの緊張感を保つためにも、怒ることは必要とか
+他人に厳しくすることで、自分に対しても厳しくなれるとか
書いていたのを読んだり、
職場で「もっと怒れ、甘過ぎる」、なんて上司や先輩から言われたり、
今まで、「怒った態度」を取ることはあっても、
相手に怒ることが出来ない、自分に不満を感じ、
正直、怒ることが出来る人がうらやましいと思うこと、多数ありました。
そんなことを、この忙殺された仕事の合間に考えていたら、
「怒らない技術」という本があることを知りました。
(有名な本だったのですね、不勉強でした)
これは、何かヒントになるのでは。
ということで、読んでみました。
10年以上前の本ではありますが、
著者は、かつてはひどく短気な人間だったそうですが、
怒らないと決めてから、事業を成功されたそうです。
・「心」や「感情」をコントロールできれば、人生をコントロールできる。
・実は、私は「怒らない」と決めてから、人生が次々に良い方向に進み始めました。
成功の波に乗ることができたと言っていいでしょう。
この本を読んで思ったのは、怒らなくても生きていけるということ。
+怒らないと相手に伝わらないわけでは無い、
+「怒り」という道具を使わなくても、相手への伝え方はある、
これまで、怒らないようにしつつ、
舐められないように、「怒った態度」を用いたりもしてきました。
怒らないことは悪くなかったのかもしれませんが、
「怒った態度」を取るのは無意味であることがわかりました。
ここまで来たら、もう「怒ることをやめる」
このスタイルで生きていきたいと思います。
本の中で、
忙しい中で気が付いた、思わぬ収穫。
忘れないためにも、 自分自身の備忘録としてまとめました。
ここまでお読み頂き有難うございました。
あと、
「怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる」
と話したそうです。
いや~本当に重みのある言葉です。
なお、資料はなんとか完成。
大変な作業ではありましたが、
この先、3年間の仕事の道筋が出てきて、
ぼやけていた未来が、ハッキリしてきて、新しい地図を手に入れた気分です。
それでは、失礼します!!
また~